0. 心構え
好きな車両・自分が運転したい車両を作る
車両アドオンの制作には、かなりの労力と時間がかかります。好きな車両、自分が運転したいと思う車両でないと、気力も体力も続きませんし、クオリティも追求できません。
よく観察する
電車の再現のためには、実車をよく観察することが重要です。
たとえば、レバーを動かしてからどれくらいの秒数で起動するか、などの車両の挙動もそうですし、VVVF音に関して言えば、よーく耳を澄ませたり微妙な揺れを感じたりしないと気づけない変調があったりする電車もあります。また運転台の表示灯の点き方、計器灯の光り方など、挙げればきりがありません。
何度も乗車して観察するのも大事ですが、動画に記録しておくのもおすすめです。動画であれば正確に秒数や値を読み取ることができますし、あとから「あー、○○の光り方がわからない」「○○って何アンペアなんだろう…」となっても動画を見れば一目瞭然で、実物どおりに再現することができます。
また、文献に載っている性能と実車の性能が異なることも往々にしてあります。そのときは実車を優先すべきだと思いますが、そんな疑心暗鬼に陥ったときにも動画が役に立ちます。動画に映っている速度計・電流計・表示灯の動きと図書館の文献とをにらめっこして、実物の電車がどのような制御をしているのかを予想することもあります。
そのためにも、以下のような動画を記録しておくととても重宝します。
スモールスタートでOK
とはいえ、最初から気合を入れすぎるとあれもやらなきゃこれもやらなきゃとなってしまい、気力が追いつかなくなる可能性があります。
自分の作品が好きになれず、せっかく作ったものを捨ててしまうなどというのももったいないです。
自分の歩幅で、少しずつ少しずつクオリティを高めていくのがいいと思います。
大事なのは愛
冒頭の「好きな車両を作る」と似ていますが、やはり大事なのは愛です。
どこまで気持ちを込められるか。実物の電車に近づけられるか。
愛のある作品は、ユーザーにも伝わります。ぜひ愛のある車両制作を!